日能研

中学受験の塾の中で総合的に評価の高い塾。
難関中から中堅下位校までの幅広い合格者を毎年出しています。データの豊富さ・正確さ、テキストの完成度など貫禄を感じます。各校舎とも均質の指導を行っているというのも魅力です。

<日能研対策>

日能研ほど塾に通うのが楽しいという声を聞くことはありません。もちろん楽しいことは悪いことではありませんが、楽しく塾に通うだけで満足してしまう子が多いことが不安です。
カリテ・公開の復習の不十分さ、自宅学習の計画性の無さなど、塾を活用しきれていない生徒さんが半数を超えています。1クラスの人数を考えれば、塾にお任せでは成果は出ません。家庭での計画性のある学習が大事です。日能研は、うまく活用すれば成果は出ます。しかし活用できている生徒さんがこれほど少ない塾もありません。

<クラス概略>

下位クラスで塾が大好きな子がいれば危険信号です。成績に応じてクラスだけでなく席順も決められる競争原理を活用した塾であるのに、ただ楽しいだけなのは問題です。「計算と漢字」にすら手をつけず、結果にこだわらず塾に通うくらいなら、いっそ塾をやめて「知の翼」「ウイニングステップ」などの日能研の作った市販テキストを家でやる方がはるかに効率的で成績も伸びます。また、「ベストチェック」や「メモリーチェック」はよくまとまったテキストです。偏差値55までの中学なら、塾にこだわらず計画的に市販テキストを活用する方法もあります。

中位クラスの生徒はカリテだけの結果にこだわらないよう学習を進めてほしいものです。
よく、カリテの点は取れるが、センター模試ではとれないと聞きます。これは解法を暗記するだけの学習になってしまっていることや裏づけを考えないで公式に当てはめるやり方に原因があります。
難関校を目指すなら、マスタークラスに在籍するとことが条件になります。下位クラスの授業では上位クラスのレベルと差が開き過ぎていますし、日能研では内容もクラスごとに違うからです。
そのため中下位クラスの状態で上位校を目指すのは非常に困難になります。基本問題のベースがしっかりしている分、応用問題の対応、内容は手薄であるように感じられます。

<クラス別対策>(教室によってクラス名称が異なります)

・下位クラス(1組、2組、W)
家庭学習の時間が少なく、勉強する習慣が身についていないお子さんが多いです。
がんばって勉強をしているがカリテ、センター模試の点数に結びつかない子も多いです。
そういうお子さんには1つの科目だけをできるようにさせ、自信をつけてあげることが大切です。1科目でテーマを決めての学習をしましょう。例えば、算数なら算数しかやらない、そしてテーマが「速さ」なら「速さ」のためだけの勉強しかやらなくてもかまいません。ベストチェックやメモリーチェックをテキストに選ぶのをお勧めします。センター模試の結果につながります。

・中位クラス(3組、4組、G)
家庭学習の習慣が身についていて、カリテでも6以上の成績です。しかし、センター模試の結果がイマイチのお子さんが多いです。
「以前やった単元を忘れているから解けなかった」とよく耳にします。やり方を覚える、当てはめる学習をしているから忘れてしまうのです。
やるべきことは、カリテの勉強、復習する際に問題を解くまでの過程を理解するまでじっくり時間をかけることです。
具体的には基本事項を確認する、問題内容の把握から条件を整理する訓練をします。それから本科テキストの「基本例題」「発展例題」「練成問題」を演習するほうが、理解が深まり忘れなくなります。そして学習能力が高まります。

上位クラス(栄冠、マスター、R)
御三家、上位校を目指す生徒がたくさんいます。
学習時間はどのお子さんも変わらないと思います。その中で頭一つ出るためには得点を多く取るための学習と応用問題を意識して解く訓練が必要です。
まずは苦手な科目・単元、あいまいな理解の単元をみつけることです。そしてそれらに優先順位をつけて早期に対処することです。良問を選ぶことも大事になります。
難しい問題をたくさん解いていると思いますが、普段の学習では少し時間をかけて解答にたどり着くようにすることをお奨めします。
応用問題は、標準問題~基本問題を複合した問題です。基本・標準問題がどう応用されているかを意識して学習ができるようになると、一つ上の段階にいけるでしょう。
もちろん、本科教室の「基本例題」「発展例題」「練成問題」までは完璧に仕上げます。

■概要

<クラス分け・コース>
教室によってクラスの名称が異なります。上位のクラスと下位のクラスでは、合格率がかなり差があります。クラス替えはセンター模試の偏差値にカリキュラムテストの結果も加味され行われます。各クラスには基準偏差値が設定され、小学校4、5年生で二ヶ月に一度、小学校6年生で毎月行われます。
<テキスト>
授業用に「本科教室」、演習問題中心の補習テキストに「栄冠への道」を使用しています。その他「強化ツール」・「計算と漢字」・「メモリーチェック」といった教材も使用しています。プリントなど、多くの課題が配布されます。優先順位をつけなければ、手が回らなくなるのは明白です。復習中心で自宅学習を進めますが、復習すべき問題の取捨選択が重要です。
<カリキュラム>
5,6年生は毎週行われるカリテ(カリキュラムテスト)と、センター模試が実施されます。カリテは全クラス共通の「共通問題」が100点満点と、クラスによって「基礎問題」と「応用問題」に内容が分かれるものが50点満点の構成です。上位校を目指すためには、「応用問題」の演習が不可欠です。
<志望校対策>
6年のカリキュラムで志望校別対策の要となるのが、「日特」です。前期の「日特」は、入試レベルの問題を幅広く演習し実力を養成していきます。トップクラスの学校を対象とした「難関校日特」や多くの生徒を集める「合同日特」まで、講座内容が幅広くあります。秋以降、後期の「日特」では、過去問を中心とした学校別の志望校対策に入ります。「日特」をうまく活用すると、「志望校合格」がみえてきます。ただし、「志望校の対策クラス」に入れなかった場合、独自に志望校対策を行う必要があります。
また、日曜にも日特が開催されるため、時間的にも体力的にも厳しい状況になります。普段の授業だけでも課題を進めるのに手一杯であるうえに、日特が入ることで、演習の優先順位がますますわからなくなりがちです。

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