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SAPIX
言うまでもなくSAPIXは最上位校向けの塾。
問題の質・量、カリキュラム、親御さん・生徒の意識の高さなどあらゆる面から考えて、御三家レベルを狙うにはベストの塾です。このカリキュラムをうまくこなせていれば何の心配もありません。上位をキープしている生徒は、6年の秋から志望校対策に徹すれば栄冠はおのずと手中に収まります。
<SAPIX対策>
SAPIXをうまく活用できているのはアルファクラスなどのごく一部の生徒だけです。ABCなど下位クラスはしばしば学級崩壊状態に陥り、講師も当たり外れが目立ちます。習熟度に応じてやるべき問題の取捨選択は指示が出るようですが、授業自体を理解できていない以上、家庭学習が困難になるのは当然です。さらにデイリーの解説が詳しくないので家庭学習をきちんとできるはずがありません。ここで親御さんのフォローが必要になるのですが、問題が難しかったり、ケンカになったり、下の子の世話、仕事で忙しかったりでフォローしきれていないことをよく聞きます。 塾が競争心をあおることによって、ストレスをためている生徒は他塾の比ではありません。アルファクラスの生徒はいつクラスが下がるのかビクビク怯え、下位クラスのお子さんは自尊心の低下が著しいのです。熱心な親御さんが多いため、親の過剰な期待がお子さんを圧迫しています。親の顔色を伺って、宿題をこなすことが目的になってしまっているお子さんは注意しましょう。量はこなしたのに結局学習内容が定着せず・・・、マンスリー、組分けテストの点に反映しないのは当然です。
<クラス別対策>
もしお子さんが半年以上下位3分の1に居続けている、クラスが落ちているなら、早急に対策が必要です。子供たちは「分からないものは分からないんだ」と心の中で叫んでいます。「授業を聞く→よく分からない→宿題ができない→テストの点が伸びない→復習すらできない→クラスが上がらない→諦める→授業を聞かないようになる」という悪循環になっているはずです。
SAPIXの要求するハードルが高すぎるため、がんばっても結果が出ない状況になっています。ハードルを下げ、「基礎トレ」の徹底と、解く過程を傍でヒントを出しながらお子さんに理解をさせて「解くプロセスを覚える」ことからはじめましょう。もちろん誉めながら楽しいムードで。
・下位クラス
宿題は先生が選んだ問題を優先してやりましょう。今のお子さんの状況では、授業で取りあげなかった問題をやる必要はありません。デイリー(テキスト)の☆星一つまでをきちっと理解すれば十分です。そしてあの科目、この科目といろいろやらせようとしないで、期間を設けてひとつの科目を集中学習し、マンスリーで自信を持たせてあげることをお奨めします。算数なら算数というようにそれだけ学習しましょう。算数が上がれば理科も上がります。「他の教科はどうするの?」と心配だと思いますが、放っておきます。4科目それぞれの偏差値が2~3ずつ上がるよりも、1科目の偏差値が10上がるほうがお子さんのモチベーションは上がります。やった分の結果がついてくるので、やる気と自信につながります。
・中位クラス
問題を解く過程で基本事項を確認することや問題内容を把握し、条件を整理して答えを出すことができるかということです。あとはケアレスミスをなくすことです。何故ミスしたのかをはっきりさせて、対応していきましょう。例えば算数で、ただ解き方をパターンで覚えるだけに終始していては、マンスリーで得点できても、出題範囲のない組分けテストでは歯が立ちません。いかにデイリーで習った内容を活用して、初めて見るような問題でも落ち着いて対応できるようになるかがポイントです。
5年生まではαクラスを目指しデイリーと基礎トレなどを使って応用に対応できるようにしましょう。
・αクラス
αにいる生徒さんは得意単元が多いので、それ以外の科目であいまいな理解の分野を見つけ ることです。その分野をまずは洗い出して、それらに優先順位をつけて対策していきましょう。αにいて特に注意することは、苦手科目ができて5年生でクラスが落ちてしまったときです。本人のモチベーションが下がるのも当然ですが、クラスを上げるのが困難になります。そうならないためにも普段から苦手意識のある科目にもきちんと取り組んでいきましょう。
■概略
- <カリキュラム>
- SAPIXではメインテキストであるデイリーサピックスを使用して、非常に高密度のカリキュラムが進められています。テストのたびにクラス替えがある厳しい環境の中で、より上位のクラスを目指すためには、単元ごとの理解を自宅学習で確実なものとしなければなりません。
- <教材>
- 大量のプリントが教材です。毎回の授業で配られる「デイリーサピックス」、さらに、「デイリーサポート」、「デイリーチェック」、「基礎トレ」、暗記教材の「コアプラス720」などです。
「デイリーサピックス」は授業中にすべての問題をやるわけではありません(講師・クラスにもよりますが半分程度です)ので、必然的に残りは自宅でこなすことになります。デイリーサピックスをこなすだけでもお子さんにはかなりの負担になるはずです。また、大量のプリント教材を整理するだけでもかなり大変です。 - <クラス分け・コース>
- 成績順にクラスが分かれています。全校舎共通して、上位クラスはαクラスとなり、最上位から順にα1・α2…と数字が大きくなります。それに続くクラスはアルファベットで分かれており、下位からA・B・C…と上がって行く構成です。クラスの数は校舎の規模によって違いがあり、大きい校舎ではαが1から6まで、アルファベットがAからRまで、と20クラス以上にもなります。クラスは「組分けテスト」と「マンスリーテスト」の結果が出る度に変わり、大手塾の中では最も頻繁にクラスの変動が行われています。一度クラスが下がってしまうとなかなか挽回するのが難しい(特にαクラス)のもSAPIXの特徴です。
- <志望校対策>
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(1)土曜特訓・SSの補習
6年生になると、土曜特訓が開講され、9月以降には日曜にSS(サンデーサピックス)が開始するなど、生徒さんにとっては平日の密度の濃いカリキュラムに加えて、土日にも休みなく特別講座が待ち受け、お子さんには途方もない勉強量を消化していくことが求められます。それぞれの復習を完全に進めるのは至難の技であり、時間に追われるだけでは逆効果にもなりかねません。(2)過去問対策
サピックスが毎年難関校で圧倒的な合格実績を残している最大の理由は、算数であれば小5終了時にひと通り全範囲を演習し終えるなど、他の塾よりも数ヶ月先を進めるところにあります。そのメリットは、志望校対策に現れます。小6の前期には応用問題演習にまで進んでいるため、夏休みにはサピックスからの宿題として10校近くの学校の過去問演習が課せられる、といった高度な実戦演習がいち早く可能になるのです。過去問演習の段階に入ると、「○○中学クラス」のように完全に一つの学校に特化したクラスが設置されるのは、開成、麻布、駒場東邦、慶應普通部、桜蔭、女子学院などごく一部の学校に限られますので、大半の生徒さんは各自で過去問演習を行わなければなりません。

